事業活動

ロレンツォ・タッツィエーリ 
東京メトロポリタンオペラ財団 常任指揮者

ジェノヴァ生まれ。6歳でヴァイオリンを始め、ジェノヴァ音楽院でピアノをG.カルラショに師事。2002年から2006年まで、モスクワ音楽院のエレナ・ナザンソンの下でピアノを学び、ロシア音楽のレパートリーを広げる。また、マッシミリアーノ・ダメリーニの下で室内楽のを学び、様々な国と時代の音楽様式に精通する。その傍ら、作曲と声楽も学び、2003年、18歳でオペラの世界に進むことを決心する。 その後、ロベルト・トロメッリに指揮を師事。2007年からは彼のアシスタントとして、ポーランド国立歌劇場「ナブッコ」「ドン・カルロス」、ボーボリ庭園オペラ・フェスティヴァル「アイーダ」、オヴィエード・カンポアモール劇場「ノルマ」、ベルガモ・ドニゼッティ劇場「ベリーリオ」、パレルモ・マッシモ劇場「シンデレラ」、レッチェ劇場「蝶々夫人」、トラパニ7月音楽祭「チェネレントラ」の舞台に関わる。2009年、ペスカーラ音楽院で指揮法をドナート・レンツェティ、ジルベルト・セレンベに師事し、ベートーヴェンやロマン派のレパートリーを学ぶ。2010年、ポーランド国立歌劇場「ウェルテル」でオペラ指揮者としてデビュー。その後、イタリア国内でもジェノヴァのベッローニ劇場「トスカ」を指揮。同時期にキアヴァーリ交響楽団を指揮し、ウクライナのヴァイオリニスト、マーシャ・ディアチェンコと共演。「トスカ」の成功を受け、「リゴレット」でベッローニ劇場に再登場、若い才能を紹介するSKY UNO TVの「Buon lavoro」で特集が組まれた。2011年のイタリア統一150周年記念年には、イタリア文化庁、並びに国外のイタリア文化会館関係事業演奏における指揮に抜擢され、国内外の聴衆、批評家から絶大なる支持を受ける。ルーマニア、アラド州立管弦楽団には定期的に客演、中米グアテマラの国立劇場ではグアテマラシティ管弦楽団のオペラ・ガラや、オーケストラの演奏会を指揮、ニカラグア国立劇場ではカメラータ・バッハと共演、南米ベネズエラではカラカスのイタリア文化会館設立60周年記念事業でベネズエラ交響楽団を指揮、ペルーの首都リマの国立博物館におけるヴェルディ生誕200周年記念演奏会でペルー国立管弦楽団・合唱団を指揮、リマのユースオーケストラの設立には準備段階から関わるなど、世界各地で幅広い指揮活動を繰り広げている。2012年にはベッローニ劇場「ノルマ」を指揮、ロヴェレートのメロッティ劇場シーズン開幕公演「リゴレット」では大変な好評を博し、「アッティラ」で再び同劇場に招かれている。その他、リマ市立劇場のシーズン開幕公演「ドン・ジョヴァンニ」、イタリア、ジーリオ・エ・リリカ音楽祭「ノルマ」、ルーマニアのアラド州立交響楽団には3年連続で招かれ、アラド音楽祭の開幕公演「道化師」を指揮している。また、常任指揮者の依頼を辞退しつつも、来年以降も定期的に契約がある。 2013年には、地元ジェノヴァで「アレグロ・コン・フォーコ協会」を設立し、芸術監督に就任、「オペラポリス」というオペラ公演シリーズを組んでいる。また、青少年のためのオーケストラ、合唱団も創設。このプロジェクトには、現代イタリアの主要な音楽家の一人であるブルーノ・カニーノらも参加し、わずか数ヶ月でジェノヴァのグスターヴォ・モデナ劇場で「リゴレット」の上演を実現させることができた。また、インド人のシタール奏者AvaneendraSheolikar、タブラ奏者Sandesh Popatkarと共演し、CD「L’amore che move le alte stelle (高き星を動かす愛)」には、インドの伝統音楽と西洋音楽を混合させた楽曲を録音。2014年3月には、豊田市コンサートホールの「ラ・トラヴィアータ」で初来日、9月には同ホールの「愛の妙薬」で再来日。7月にはトリノの山岳リゾート地バルドネッキアで開催される伝統的な野外コンサートで指揮、4000人を超える聴衆を熱狂させた。8月には夏の音楽祭“Ritorno all’Opera (オペラへの帰還)”で「トロヴァトーレ」、10月にはリマ国立大劇場「蝶々夫人」を指揮し、大成功を収める。2015年、サンレモのアリストン劇場「トスカ」、リマ国立大劇場「蝶々夫人」(2014年の再演)、及び「カルメン」、歴史的価値のあるロヴェレートのリッカルド・ザンドナーイ劇場の再興に際し、「セヴィリアの理髪師」を成功に導き、サヴォナのキアブレーラ劇場においてロシアン・プログラムの管弦楽演奏会が予定されている。2016年、豊田市コンサートホール、仙台イズミティでの「La Boheme」、横濱ニューオペラ顔見世興行などで成功をおさめる。 巨匠ガバツェーニの薫陶を受け、イタリアの伝統を引き継ぐ貴重な存在である。

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